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 列車に乗って、
 窓から流れる景色を見やるとき、
 私はいつも思う。
 
 離れた景色はいつも私とともにあり、
 近くの眺めは決まって私から遠のき去っていく。
 
 それは私の人生の眺めそのままだ。
 
 私があまりに速く動くからか、
 あまりに動かずじっとしているからか、
 近くのものは私の歩みに合うことがない。
 
 私の視線はいつも遠くを見やって、
 そこにだけは焦点が合うのだ。

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 取りかえしのつかないできごとが
 私のなかによみがえるとき
 私はおさえることができない
 
 おなかの底からつきあげて
 ああああと
 声があふれでるのを 
 
 その声はきまって
 私がいちばんくつろいで
 心のでぐちをゆるめたときに
 
 とつぜん
 そのときの顔つきや手のしぐさをうかばせて
 あふれてくる
 
 だから私はゆだんできない
 
 だから私はいつまでもかたいままだ

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未来
 
 なぜみんな動かない
 なぜみんな固まってしまった
 
 未来がなくなったのだ
 あらゆる科学の結晶が
 未来を消してしまったのだ
 
 わからないことだらけだった未来に
 ついに科学が追いついた
 科学が時間という特異点に
 アキレスが亀に追いつくように
 
 次の1秒が、次の1時間が、次の朝が
 すっかりわかってしまったその途端
 何もかもが固まった
 
 誰一人息をすることなく
 風の一つもそよがない
 
 ほらこんなに簡単に
 ほらこんなに突然に
 未来の消えた未来はやってくる
 

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というわけで今朝はバリカンで散髪ののち自転車でランチにゴーということになりました

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チェシャ猫の月呼ぶ声のことさらに秋深々と濃くなりにけり

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 ああ
 きえてなくなるまで
 いきをひそめて
 じっとしていたい
 
 やることなすことみんな
 あせりから
 うまれていたことに
 きづいたよる

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栗の下に刈り残してや彼岸花美しとも見え惨しとも見え

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自発について
 
 望んでいることを
 全部叶えてもらうのと
 もうちょっとほしいのにと
 強く感じるのと
 どっちが次の動きを誘うだろう
 
 叶えてもらうことと
 自分で叶えることは
 少し違う

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やってみて初めてわかるずっとずっと心を矯めて苦しんでいたこと

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その角を曲がった先の景色など今思うても夢のまた夢