今日の詩
ウンサンムショウ
デカプリオくんは
ユメのなかでユメをみて
そのユメのなかでユメをみる
ユメのアカシはまわりつづけるテツノコマ
キアヌくんは
ユメだったゲンジツからあかいカプセルで
ほんとうでサイアクのゲンジツにめざめる
なぜかふたりはふたりとも
ユメのナカでもゲンジツでも
どこまでいってもジブンのままだ
カタイカタイジブンノママ
ソーシくんが
ふたりとチョットちがうのは
チョウチョになってしまうこと
カレにはどっちかわからない
チョウチョがユメか
ジブンがユメか
ボクはトキドキおもうんだ
このゲンジツはユメだって
そこでひとつのギモンがうかぶ
じゃあだれがこのユメをみてるのか
このボクというユメをみてるのか
ボクというユメからさめたときコタエがわかる
これはボクのヨソウだけれど
めざめたときにきづくとおもう
ボクはボクではなかったと
アア
ボクはボクじゃなかった
でもそのときボクはいないのだから
ボクをおぼえているボクもいなければ
ボクをわすれるボクもいない
そのときボクは
ボクのギモンとそのコタエといっしょに
ウンサンムショウする