今、なぜか韓流ドラマにハマっている。昨日見終わったのはネットフリックスの「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」というコメディタッチの裁判物。主人公のウ・ヨンウというのは自閉スペクトラム症を持つ弁護士。彼女が持ち前の驚異的な記憶力と集中力を発揮して裁判を勝ち抜いていく。自閉スペクトラム症特有の音に過敏であること、特定のこだわりを持つこと、他人の表情や感情をよく理解できないことなど、コミカルではあるがかなりしっかりと取り上げている好感の持てるドラマだった。
彼女は鯨やイルカが大好きでその話題になると他のことは忘れて夢中になってしまう。そして難しい案件を突破するアイディアを思いついた時、前髪を軽やかに吹き上げる風が吹くのだ。
恋人と手を握るのも57秒しか続けられない彼女がついには自分からキスを求めるシーンは名画にも匹敵する。
実はウ・ヨンウを演じるパク・ウンビンという女優、高校生の頃の彼女に似ている。
ちなみにヨンウの好物は海苔巻き。彼女の父親は海苔巻き専門の食堂を営んでいる。無性にキンパが食べたくなるドラマでもある。
近づけばきみは香し早春のそよと吹きすぐ風の如くに
今日の短歌