今日の短歌

銀杏のごとくになりきそれなりに厚剥きにした霜月の芋
 
 
何を隠そう、我が畑(約二畝)は全面「ソバージュ栽培」である。(ところでこの「ソバージュ栽培」というのはミニトマトの栽培に関してどこやらのカンパニーが登録商標としているらしい。そんなことはつゆほども知らず、僕はその響きが気に入って、ずっと自分の畑をソバージュ栽培だ、と言いふらしている。)
 ソバージュと言えば思い浮かぶのは鳥の巣のような女性の髪型だ。それは元来「野生的」という意味で、女性の髪についてはわざとそういうふうにワイルドに仕立てるのだろう(が、ちなみに僕は十年来のマンバンで、それは正にほったらかしで伸び放題なのを、適当にゴムでまとめているだけである。)
 そういうわけで(?)髪の毛同様、我が畑はほぼほったらかしのソバージュ栽培なのである。里芋の畝も前年に掘り返して小芋を採ったなり、親芋をまたその穴に埋めるだけである。土寄せも何もしないので、できる小芋は至って小さいのだ。でも、美味しいよ!
 

Posted by hasunoza