小五の春のウェストサイドストーリー
ああ、恋しい夜にあなたを想う
切長の眼のあなたを想う
裏通りの錆びた階段の鉄柵に
滑らかな褐色の腕を添えて
寂れたモノクロの翳りさへ
その黒髪の艶を増すばかり
十一となった少年の
乳臭い渇望の全てを
ああ、恋しい夜にあなたを想う
ギョエテ曰くの汝女なるもの
今宵その抽象のすべてが
人形(ひとがた)と表れん
愛しき名 二次元のナタリー
僕のマリア
僕のマドンナ
今日の詩
HASUNOZA
小五の春のウェストサイドストーリー
ああ、恋しい夜にあなたを想う
切長の眼のあなたを想う
裏通りの錆びた階段の鉄柵に
滑らかな褐色の腕を添えて
寂れたモノクロの翳りさへ
その黒髪の艶を増すばかり
十一となった少年の
乳臭い渇望の全てを
ああ、恋しい夜にあなたを想う
ギョエテ曰くの汝女なるもの
今宵その抽象のすべてが
人形(ひとがた)と表れん
愛しき名 二次元のナタリー
僕のマリア
僕のマドンナ