今日の詩
無題
ネットを開くと
「教えて、〇〇先生」という番組だった
ちょっと興味を惹かれたので
小学生の質問に答える〇〇を見ていた
三つくらいの質問と〇〇の答えを聞いて
我慢できなくなって閉じた
こんな下世話な番組を企画する奴もくだらないし
それを受けて出演する〇〇も同じようにくだらない
誰かのためになると思っているなら
ゴカイもゴカイとんでもないゴカイだ
本当なら〇〇は
俺の話なんて誰のためにもならないヨと
走って逃げるべきだった
ボクなら全く違うことを企画する
誰が見たって、失敗ばかりで金もなければ地位もない
誰もがそうはなりたくないと思う
なのに誰が見たって
ごくごく幸せそうにしているやつを見つけだして
そいつに話を聞くんだ
間違いなく、そいつの話は
あらゆる人にとって
何よりも得難くためになる話に違いない
宝物のような話が聞けるに違いない
この世でいちばんためにならないのは
「成功した」と思っている人間の話だと
どうして誰も気づかないんだろう